

静かな冬の川辺で、
兄妹が肩を寄せ合ってしゃがみこむ。
吹きつける風は容赦なく、
白い息がふわりとほどけて消えていく。
水面は薄く凍り、
何もかもが冷たさに包まれているのに、
ふたりの頬には
まだ小さな火が灯っている。
凍える指先を胸に寄せ、
耳まで真っ赤にしながら、
冬の匂いを胸いっぱいに吸い込む。
静けさが深まるほど、
心の奥にある鼓動は
確かに、あたたかく響く。
「冷」
それはただの寒さではなく、
触れた瞬間に
生きていることを思い出させる感覚。
冬の透明な空気と、
小さなぬくもりを閉じ込めた一枚です。