

夜の川面に浮かぶ灯りが、
ゆっくりと遠くへと流れていく。
兄弟は小さな手で灯籠を押し出し、
祈りとともに静かな水の流れに託す。
水面に揺れる光は、
まるで記憶が川を旅しているよう。
出会いも別れも、
よろこびもかなしみも、
すべてを包み込み、やさしく運んでいく。
「流」という言葉には、
とどまらず進み続けるもの
という意味が宿っている。
止められない時間の流れも、
変わっていく心も、
そのすべてを抱きしめながら先へ。
この一枚は、
夜空の月と川の光がそっと寄り添い、
祈りが未来へ続いていくことを
静かに教えてくれるアートです。