



朝焼けが、
山の端をゆっくりと染めていく。
兄 – Elder Brother | Kanji Art
朝焼けが、
山の端をゆっくりと染めていく。
その光を、
いち早く見つけたのは、
兄だった。
指さす先には、
まだ名前のない未来。
小さな背中は、
大人ではない。
けれど、
弟の肩に置かれた手は、
確かに守る手だ。
「兄」とは、
ただ年上という意味ではない。
先に歩き、
少しだけ多くを知り、
振り返りながら進む存在。
この絵に描かれているのは、
威厳ではなく、
やわらかな責任。
不器用でもいい。
弟の前では、
少しだけ強くありたい。
それが、
兄という役割。
「兄」という漢字が持つのは、
力ではなく、
優しさの始まりです。

