



夕暮れの水田。
山々に抱かれた小さな村で、
田 – Field | Kanji Art
夕暮れの水田。
山々に抱かれた小さな村で、
祖父は静かに苗を植え、
子どもは水面に手を入れる。
ひんやりとした泥の感触。
揺れる空の反射。
まだまっすぐに立てない苗。
「田」という文字は、
四つに区切られた形をしている。
それは、
土地を分ける線であり、
人の営みが刻まれた枠。
自然のままではなく、
人の手が入り、
汗と時間が染み込んだ場所。
この絵に描かれているのは、
土地ではなく、
受け継がれる営み。
区切られた四角の中に、
何世代もの時間が宿っている。
それが、
やさしい「田」です。

