



朝日が、
窓の向こうから静かに差し込む。
福 – Fortune | Kanji Art
朝日が、
窓の向こうから静かに差し込む。
湯気が立ちのぼり、
味噌の香りが部屋を満たす。
向かい合うふたりの笑顔は、
特別な日ではない、
いつもの朝。
白いごはん。
焼き魚。
卵焼きと、季節の豆。
どれも豪華ではないけれど、
どれも欠かせない。
「福」とは、
突然降りてくる奇跡ではなく、
こうして向かい合う時間のこと。
手のひらに収まる茶碗のぬくもり。
湯気越しに交わす目線。
名前を呼ぶ声。
この絵に描かれているのは、
大きな幸運ではない。
ただ、
今日も一緒に食卓を囲めるという
静かな祝福。
「福」という漢字が持つのは、
豊かさよりも、
分かち合うぬくもりです。

