



夕暮れの公園。
やわらかな光の中で、
児 – Infant | Kanji Art
夕暮れの公園。
やわらかな光の中で、
小さな体は
安心する場所を見つける。
抱きしめる腕は、
強くなくていい。
ただ、
そこにあること。
「児」とは、
未完成という意味ではない。
守られながら、
世界を覚えていく途中の存在。
母の胸に身をあずけ、
見上げる瞳は、
まだ知らない未来を映している。
この絵に描かれているのは、
特別な出来事ではない。
ただ、
親と子が並んで過ごす
何気ない時間。
けれどその時間こそが、
人生のはじまりを
そっと支えている。
「児」という漢字が持つのは、
幼さではなく、
可能性。
まっすぐに育とうとする、
命のかたちです。

