



夕暮れの大地。
鎧をまとった男は、
歴 – Passage | Kanji Art
夕暮れの大地。
鎧をまとった男は、
戦場ではなく、
時間の上に立っている。
足元に眠る土器。
崩れた石柱。
開かれたままの古い書。
遠くに城があり、
さらに遠くには、
すでに消えた時代がある。
「歴」という文字は、
出来事を指すのではない。
通り過ぎていった
無数の足跡。
誰かの戦い。
誰かの暮らし。
誰かの記録。
積み重なった層の上に、
今という一歩がある。
この絵に描かれているのは、
勝利でも敗北でもない。
続いていく時間。
私たちもまた、
その途中にいる。
静かに積もる
「歴」です。

