



灯が、
ひとつ、またひとつと揺れる。
示– Show | Kanji Art
灯が、
ひとつ、またひとつと揺れる。
煙は細く立ちのぼり、
音はやがて消えていく。
手を合わせるその姿は、
誰かに見せるためではない。
「示」とは、
語ることではなく、
あらわすこと。
言葉の前にある、
祈りのかたち。
静けさの中で、
心は少しずつ整い、
見えなかったものが
そっと輪郭を持つ。
この絵に描かれているのは、
教えでも、
強い願いでもない。
ただ、
目に見えないものへ向かう
真っすぐな時間
「示」という漢字が持つのは、
神聖さではなく、
心が外へと開かれる瞬間です。

