

技は、手から手へ受け継がれる
春の社の境内。
兄は袴姿で竹刀を構え、
妹にそっと手を添えて
一つひとつ、動きを教えている。
まだぎこちない構えでも、
妹の目は真っ直ぐで、
「できるようになりたい」という想いが
竹刀の先に細くのびていく。
技は、一瞬で身につくものではない。
何度もくり返し、
時には失敗しながら、
少しずつ体の中に根づいていく。
そして、気づかないうちに
誰かの言葉や手助けが
その背中を支えてくれている。
桜舞う春の光の中で、
技を学び、想いを受け継ぐ
兄妹のあたたかな時間を描いた
和風水彩アートです。