



夏の陽ざしの下。
村の井戸に、
番 – Turn | Kanji Art
夏の陽ざしの下。
村の井戸に、
子どもたちが静かに並ぶ。
前の子が桶を引き上げ、
水を汲み、
そっと道をあける。
次の子は、
急がない。
押さない。
割り込まない。
ただ、
待つ。
「番」とは、
順序のこと。
先があり、
後があり、
そのあいだに
自分がいる。
番が回るということは、
世界がきちんと巡っているということ。
この絵に描かれているのは、
命令ではない。
小さな社会の、
やさしい秩序。
待つことは、
我慢ではなく、
信頼。
やがて自分の番が来ると、
知っているから。
それが、
この「番」です。

